出版社コメント情報
コンゴやウガンダで子ども兵の社会復帰を支援するNGOテラ・ルネッサンスが、家族の殺害を命じられた元子ども兵や村の襲撃を恐れて暮らす子どもたちの体験談などをもとに、アフリカの現実とその背景にある複雑な構造を解き明かします。 爆撃で死んでいく子ども、おなかをすかせたまま死んでいく赤ん坊、家族や親戚を殺害する子ども兵…… アフリカでつづく悲惨な日常のうしろがわに、「正義」という名前の暴力があった。 歴史のなかで、積み重ねられたアフリカの悲しみは、日本にいるわたしたちとつながっていた。