出版社コメント情報
1948年のイスラエル建国にともなうパレスチナ人の大災厄として、ナクバを固定化させてはならない。パレスチナ人の追放は前年の国連によるパレスチナ分割決議から進行し、その背後には、日本も含めた「文明国」が「後進民族」を統治するという理念に支えられた委任統治システムがあった。そして情報がリアルタイムで世界中を行きかうこの現代において、パレスチナにおける入植地の拡大とユダヤ化はなお進行し、ナクバは終わらない。;本書は2008年から2009年にかけて企画された「連続セミナー〈ナクバ60年〉を問う」をベースとして編ま