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クラウドで、新しいゲームをつくるための技術解説書。 Webのドキュメントに端を発し、いまや人工知能に至るまで、クラウドはあらゆるものを飲み込んでいます。ただ、ゲームだけは、クラウドの一部になることはありませんでした。それは、1秒あたり60回、リアルタイムに更新し続けるという、ゲームの持つ、プログラムとしての厳しく強い要件のためです。 しかし、通信技術が劇的に向上し、クラウドインフラが地球全体をカバーしつつある今、いよいよクラウドがゲームを飲み込む、その瞬間が訪れるかもしれない……と現実に考えられるようになってきました。 本書では、ゲーム×クラウドにスポットを当て、従来からのビデオゲームにおける画面描画のプログラム構造、クラウドにおけるソケット通信という二大基礎知識から丁寧に解説。合わせて、クラウドゲームという一つの新しい設計思想をベースに、アイディアをコードで形にしていく実装の過程と、実運用に求められる検証や性能改善のテクニックも凝縮してお届けします。 『オンラインゲームを支える技術』の著者による全面書き下ろし。