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石油時代の終焉を迎えつつある今こそ、そのすべてを知るべきだ!!「アメリカの石油生産は1970年代初期に、ピークに達するだろう」――。アメリカが世界一の産油国だった1956年、地質学者M・キング・ハバート博士は、これから訪れるアメリカの石油生産状況をこう予言した。だれもがハバート博士の予言を笑ったが、1970年、石油生産は減少に転じた。予言は正しかったのだ。 現在、「ピーク・オイル」という言葉が声高に叫ばれている。世界の石油生産はピークを迎えつつある、という意味である。これは、世界の専門家たちがハバート博士の分析方法を利用して立てた予測によるものだ。 ピークの年は2008年。石油を燃料として利用できる時代の終焉まで、もう時間はない。本書でハバート博士に師事したケネス・S・ディフェイス博士は、起源、探査、生産、流通、代替エネルギーまで、石油産業のすべてを詳細に解説し、ハバート理論の長所と短所、迫りくる事態への対処法までを網羅している。「石油の代わりにステージに上がる代替エネルギーは何か?」「燃料として利用されなくなった石油はどうなるのか?」。本書はこれらの疑問に答えてくれる必携の書だ。