出版社コメント情報
「信号処理」の基礎理論として、従来は正弦波による「フーリエ解析」が用いられてきました。その後、コンピュータの普及により、FFT(高速フーリエ変換)が一般的に使われるようになりました。しかしここにきて、「信号処理」の新しい基礎理論として、「ウェーブレット解析」が注目されています。「高速ウェーブレット解析」を用いれば、FFTより少ない計算量で計算することができ、「音声」「画像」「動画」などの「マルチメディア」の「信号処理計算」が、より高速にできるようなるからです。本書は、この「ウェーブレット理論」の初歩を解説します。