出版社コメント情報
生と死を見つめ続ける巨匠・しりあがり寿が古今東西の宗教などをもとに、独自の世界観で描く「死後の世界」。しりあがりワールド満載で、知的好奇心もくすぐられる、ファンならずとも手にしてほしい意欲作!「人は死んだらどうなるのか」「?死後の世界とはどんなところなのか」。?人びとにとって「死」への関心と畏怖の念は尽きることがありません。昨今では「終活」や「エンディングノート」なども当たり前になり、ますます「死」に関連する話題が世の中に溢れている感があります。そこで本書では、数々の作品で独自の死生観を表現し、一貫して生と死にこだわり続けている漫画家しりあがり寿が、世界の伝統的な宗教や各地の伝承、古文書などが伝える「死」「あの世」についての世界観にインスパイアされつつも、オリジナルの解釈で自由に描くマンガを軸に、『辛酸なめ子と寺井広樹のあの世の歩き方』も話題になった"あの世研究家"の寺井広樹による興味深い解説文を加えて構成する一冊です。宗教学者として著名な島田裕巳氏の監修によるアカデミックな裏付けも兼備。【構成】(予定)◎第1章 「伝統的宗教」の語る死後の世界仏教/キリスト教/イラスト教/神道◎第2章 「死者の書」で知る死後の世界古代エジプト「死者の書」/チベット仏教「死者の霊」/「往生要集」が描く地獄◎第3章 霊界の達人スウェーデンボルグ「霊界日記」/ワード「死後の世界」/出口王仁三郎「霊界物語」◎各種コラム……etc.