不安や不満を写経で吹き飛ばす 本書は、般若心経にたっぷり触れることができる書き込み式の練習帳です。 普段はあまり見たり聞いたりすることのない言葉が並んでいるお経。いろいろなことを考えず、ただひたすらていねいにお経を書き写す「写経」には、心を穏やかにする効果があります。 お経とは、お釈迦様の教えである「さとり」についてわかりやすく書いてある教科書のようなもの。中でも、そんなお釈迦様の教えのエッセンスが短い経文の中に凝縮されているのが「般若心経」です。 仏教では、徳を積むことでお釈迦様が住む極楽浄土へ導かれるといいます。そのためにはお経を身につけることが大切です。お経は声に出して読むだけでも功徳があるといわれますが、写経を通してお釈迦様の教えに触れてみてください。心配事やストレス怒りなどから心が解放され、感謝の気持ちで穏やかに日々をすごすことができるため、人との交流が広まり、平和が広がっていくはずです。 本書では、第一章で般若心経の一語ずつの意味を知り、第二章で文節、第三章で段落というように、 次第に全体像が理解できるように構成しました。さらに第四章では、全文を読んだり書いたり、納経のための書き方までも紹介しています。 般若心経の理解を深めて、ぜひ日々が平穏に過ごせるよう役立ててください。