出版社コメント情報
「あの世」はどこにあるのか……。; ;「この世」と行き来できる他界や、美しい山の向こうに広がる他界。; ;「この世」とは異なる世界と認識されながら、漠然として曖昧な日本人の他界観。; ;『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』から中世の文字資料、「来迎図」といった絵画資料〔阿弥陀二十五菩薩来迎図/早来迎(国宝:知恩院)、山越阿弥陀図(国宝:総本山 禅林寺 永観堂/京都国立博物館)など〕、現代における民俗行事〔京都の盆行事/「六道まいり」と「大文字五山送り火」〕の観察などから、日本人の他界観形成の特性を考察する