出版社コメント情報
初期の思弁小説の世界を全7巻の全集にて刊行中! ※本全集は、アメリカのハーバード大学からも全巻購買予約も入っている価値のあるものです! 「荒巻義雄はエッシャー宇宙を独り天翔ける永遠のアストロノート」森優(南山宏)氏(超常現象作家・研究家・翻訳家)推薦!(帯文) SF作家でありながら探偵小説家でもあり、建築家でもある荒巻義雄の脳内のめくるめく幻想世界が開花した連作。画家エッシャーの創りだした超建築の街「カストロバルバ」……。「物見の塔」「無窮の滝」「版画画廊」「球形住宅」で起こった不可解な連続殺人事件の謎に、“夢探偵”万治陀羅男が迫る! 解説は、笠井潔氏(作家)と磯達雄氏(建築家)! ※併録されるのは、私家版でしか入手不可能で、同じく建築的夢想世界が展開される『ゴシック』! 【第6 回配本について】『カストロバルバ』は、同タイトルで1983年に単行本として刊行され、その3年後に『エッシャー 宇宙の殺人』と改題されて中公文庫となった作品です。今回の全集収録にあたっては、当初のタイトルに戻しました。建築家でもありながら、絵画に通暁している荒巻義雄ならではの世界が展開されています。「月報」には、荒巻義雄、そして独特なSF世界を紡ぎ出すイラストレーターYOUCHAN氏が登場します!