出版社コメント情報
フェアトレード活動の新しい取り組み! 日本でも身近な製品から国際協力ができる! フェアトレードは「公正な貿易」などと訳されます。途上国の原料や製品を適正な価格で取り引きすることで、生産を担う労働者の保護、自立を目指す貿易のしくみです。第二次世界大戦後の欧米で生まれたフェアトレードという 国際協力のためのひとつの新しい考えと貿易活動は、近年日本でも活発になっています。食べもの、コーヒー、雑貨・衣類など、フェアトレード製品を普段街のなかで見かけることが 増えているのではないでしょうか。第3巻では、日本でおこなわれているフェアトレード活動を 紹介します。2011 年、熊本市がアジア初・世界で1000 番目の フェアトレードタウンに認定され、今年2015 年には名古屋市が認定されました。また、イオンや森永製菓などの大企業が フェアトレード製品を扱うようになってきました。現在フェアトレードタウンを目指す垂井町、逗子市、札幌市の自治体の取り組みを紹介します。さらに、東日本大震災被災地の産品を購入して応援しよう という活動などを取りあげます。ルビ、さくいん付き、用語解説を掲載しており、大人と一緒に子どももやさしく学ぶことができます。このシリーズは日本に生きる子ども自身が実際に何が できるかを考えてもらうため、次の一歩を指ししめす本にしたいと考えます。