出版社コメント情報
本書では、皮膚科学と化粧品学の最先端の知識を過不足なく習得することを目的としたいと考えます。それをベースに、関連領域の知識を加え、美容の技術についても基本的内容は理解できるようになることを目指すこととします。真の美はもちろん外見を整えるだけでは得られません。しかし、一方では外見を無視して美が得られないのも事実です。真の美を自ら追求する者においては、化粧品から医療に及ぶ美容に関する正しい知識を身につけ、偽物を排除しうる判断力を養う必要があります。真の美を他人に提供しようとする者は、見た目の美を演出するための基礎知識を習得し、それをベースに経験を積み実践をくり返すなかから安全かつ確実な美容の術を会得することが望まれます。その一助として本書が存在するのです。そして、本書で身につけた知識をもってすれば、われわれが化粧品とスキンケアについての正しい知識の普及を目指して設立した日本コスメティック協会が主催するコスメマイスター検定、スキンケアマイスター検定に合格するだけの十分な力は当然身につくことになると思われます。本書が、美容に携わる一部の人々の知識の充実に役立つだけではなく、男女を問わず美容を意識する人々に活用されることを願っています。