出版社コメント情報
★ 古寺社・名刹の歴史や由来を霊場ごとに詳しく紹介。
★ 御朱印をいただきながら、心を癒す巡拝の道行きへ。
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
西日本の著名な巡礼として西国三十三箇所巡礼がある。
近畿2府4県と岐阜県に渡る33所の観音霊場を巡るのであるが、
広いエリアにある札所を巡るのには時間とそして費用がかかった。
昔は巡礼に出られるのは一家の内でも家長とか長男に限られていた。
そこで京都近郊に限られた狭いエリアで三十三所巡りができる観音霊場が興された。
さらに七福神めぐりなど、
寺院や神社への巡礼が盛んにおこなわれるようになった。
こうした寺社巡り、参詣・参拝すると
押印してもらえるのが御朱印である。
元来は寺社の写経を納めた際の受付印とされたが、
今は少額の金銭(おおくは300円)を納めることで、
独特の墨書と印を押した御朱印をいただける。
御朱印を受けると、
寺社にきちんとお参りを澄ませたと言う充実感が味わえる。
この気持ちが大切で、
神仏に対する尊敬や畏敬の念なしに、
御朱印収集のみに執着するのは、慎むべきである。
本書では京都市近郊の洛陽三十三所観音巡礼、
洛西三十三所観音霊場、
招福の神様を詣でる都七福神めぐり、
開運・厄除けを祈る洛陽十二支妙見めぐり、
京都の由緒ある寺社をめぐる京都十六社めぐりを中心に、
その札所の歴史やいわれ、
さらにそれぞれの御朱印を紹介している。
心を癒す札所めぐりと御朱印収集のガイドとして
活用していただくことを切に希望しています。
※ 本書は2016年発行の
「京都札所めぐり御朱印を求めて歩く巡礼ガイド」
をもとに、加筆・再編集を行った新版です。