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ソフトマテリアルの応用展開 普及版

ソフトマテリアルの応用展開 普及版

商品コード:X1009784781301938

  • 著者西敏夫/監修
  • シリーズ名〔CMCテクニカルライブラリー〕 353 新材料・新素材シリーズ
  • 出版社名シーエムシー出版
  • ページ数302P 21cm
  • ISBN978-4-7813-0193-8

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出版社コメント情報

ソフトマテリアルとは,高分子,ゲル,エラストマー,コロイド,ミセル,液晶,生体高分子などの総称で,金属,セラミックス,半導体などのハードマテリアルに対する概念である。学術的には比較的若く,しかも力強く発展している分野で,20世紀はハードマテリアルの時代であったが21世紀はソフトマテリアルの時代であるとも言われている。それは,21世紀では,生産から利用・リサイクルまでを含めた総合的な視点から環境などに与える負荷が少ない材料が求められているからである。ソフトマテリアルの特徴は,基礎的に見ると,多彩な相互作用により複雑な階層構造を形成し,特異な機能を発現する点にある。本書では,この広大なソフトマテリアルの科学技術のうち,異なる機能を持つ複数の分子ユニットを,水素結合や疎水性相互作用のような共有結合に比べ弱い相互作用を用いて強相関的に階層化させた材料を「強相関ソフトマテリアル」と呼び,その動的制御の成果を中心にまとめた。この分野は「強相関ソフトマテリアルの動的制御」として,2000年~2003年度の文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(A)に「21世紀型材料の実現をめざす―高機能性と環境適合性の真の調和」という副題の下に筆者を領域代表者として採択され,数々の成果を挙げて活発な研究が進展した。その一部は,機能材料24,2004年4月,5月号に特集して発表されている。この4年間に及ぶプロジェクトの実際の参加研究機関は,35を越え,研究者も105名,総予算は約11億円と大型のものであった。本書には,前記の特集号に入りきらなかった興味深い成果,特集号の限られたスペースに入りきらなかった成果等を中心に収めた。(「はじめに」より抜粋)2004年11月東京工業大学西敏夫