出版社コメント情報
スポーツ心理学の研究対象は広汎にわたる。アメリカのスポーツ心理学者は、学問的スポーツ心理学と応用スポーツ心理学を明確に区別している。学問的スポーツ心理学は、スポーツへの参加とパフォーマンスに影響するすべての要因を研究対象とする。いっぽう応用スポーツ心理学は、スポーツ選手のパフォーマンス向上を目的とする心理学の応用に焦点を絞っている。・・・・・・ここでとりあげた話題、すなわち性格、態度、攻撃行動、ストレスと不安、集団力学、動機づけ、運動技能の体得は、いずれも学問的な興味の対象になりうると同時に、スポーツ選手のパフォーマンスの向上や、ときには観客に対して応用することができる。(「第1章スポーツ心理学へようこそ」より