出版社コメント情報
まずは危険情報の収集から。危険情報の特徴は、そのほとんどが、マスコミ、教師、保護者らを通した間接情報であるというところにある。みずからが危険に遭遇することはきわめてまれだからである。そこで間接情報をどれほど自分に引きつけて収集できるかどうかが、ポイントになる。・・・危険情報の収集は、お仕着せのものではあまり役に立たない。通学路の危険性が指摘されるようになってからは、子どもと保護者、教師が一体になって、危険箇所の点検をしてマップを作成するような試みが見られるようになったが、子どもと一緒に、彼らが自分に引きつけてみずから情報を収集していくことが、絶対に必要である。(「危険情報活用力」より)