出版社コメント情報
ベタンクールはコロンビアにおける政治の腐敗に敢然と立ち向かい、2001年大統領選に立候補しました。それは命を賭けた闘いでした。ほどなくコロンビア革命軍に誘拐され、昨年秋解放されるまで、6年以上ジャングルに囚われていました。拉致後すぐさまインターネットを駆使した救助のための活動が世界中で活発になされました。本書は、2008年フランスで出版されたベタンクールの『お母さんへの手紙』の翻訳に、訳者による拉致と解放の背景についての詳細な解説を付したものです。北朝鮮による日本人拉致とは事情がまったく異なりますが、本書