出版社コメント情報
『ピーター・パン』はこれまで数十カ国語に翻訳され、日本でも百種類以上の翻訳が出ている世界的超ベストセラーです。「大人にならない」「永遠の少年」ピーター・パンのイメージが私たちを惹きつけるのはうなずけるにしても、なぜこれほどまでに?精神分析学者である著者は、その純粋無垢のイメージの背後に隠されているもの、無意識のうちに私たちが隠蔽しているものを、「性としての子ども」「商品としての子ども」など従来タブーとされてきた側面から大胆に暴いていきます。「児童文学の不可能性」を喝破して児童文学関係者の間に論議を巻き起こ