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愛国的無関心 「見えない他者」と物語の暴力

愛国的無関心 「見えない他者」と物語の暴力

商品コード:X1009784788514539

  • 著者内藤千珠子/著
  • 出版社名新曜社
  • ページ数255P 20cm
  • ISBN978-4-7885-1453-9

販売価格2,970円(税込)

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出版社コメント情報

◆この息苦しい閉塞感に風穴を開けるために! 「韓国」「北朝鮮」「在日」などの記号に罵声を浴びせるヘイトスピーチ、ネット上での匿名による中傷など、最近の愛国的空気のなかには、明らかに相手は誰でもいいという「他者への無関心」があります。本書は、このような風潮を近代日本の帝国主義に基づく無関心に起因しているとして「愛国的無関心」と名づけ、その構造を近現代のメディア言説、小説、映画などを題材に明らかにしていこうとします。そのさい、かつてファシズム期に行なわれた「伏字」(危ない文章を○や×で置き換えたもの)という日本独特の検閲制度が重要な役割を果たし、我々の他者への不感性を作り上げてきたと言います。瀬戸内寂聴、徳田秋声から現代の「在日」小説までをとりあげて、斬新な視点から思想史に新風を吹き込みます。デビュー作『帝国と暗殺』の続編でもあります。