出版社コメント情報
電源回路は,電子機器の動作にとっては必要不可欠な存在です.しかし実際の機器設計においては,機能実現のための電子回路の設計が優先され,この「心臓部」の設計がないがしろにされることがよくあります.便利なICが数多く供給されているため一見簡単そうに見える電源回路は,最後に設計され,空いた場所に実装される場合が多いと思われます.ところが,電源回路はノイズと熱を出すため,肝心な機能がその影響で実現できず,回路設計と配置や放熱設計のやりなおしが必要になることもあります.本書では,最近の安定化電源回路を取り上げます.安