演劇は社会のさまざまな問題を表象する以前に、ひとつの最小単位の社会であり、言うなればひとつの舞台を作りあげる過程は社会を編み直すための格好のレッスンである。利賀や静岡に加えていわき、富士見、横浜、山口、北九州、熊本…とひとの移動を伴っていよいよ活性化する地方の小劇場の現状も見据えつつ、おそらくは演劇にとどまらない新たな文化的パラダイムの布置に目をこらしたい。執筆者予定＊【徹底討議】野田秀樹×岡田利規【インタビュー】前田司郎（聞き手＝さやわか）岩井秀人（聞き手＝西加奈子）藤田貴大（聞き手＝編集部）【座談会】作者本介×川口典成×三野新×鹿島将介×谷竜一（司会＝佐々木敦）【論考】椹木野衣／佐々木敦／桜井圭介／細馬宏通／鴻英良／内野儀／小澤英実／森山直人／江口正登／土屋亮一／藤田貴大／さやわか／神田川雙陽【資料】この劇団がすごい！２０１３（編＝小澤英実）