出版社コメント情報
1 墓の彼方の追想 倦怠する彼自身(、、、)のいたわり ロラン・バルト追悼 ジル・ドゥルーズと「恩寵」 あたかも、ギリシャ人のように 「本質」、「宿命」、「起源」 ジャック・デリダによる「文学と/の批評」 2 フーコーの世紀 フーコーと《十九世紀》 われわれにとって、なお、同時代的な 視線のテクノロジー フーコーの「矛盾」 聡明なる猿の挑発 ミシェル・フーコーのインタヴュー「権力と知」のあとがきとして 3 記号と運動 「魂」の唯物論的擁護にむけて ソシュールの記号概念をめぐって 視線、物語、断片 ボッティチェルリの 『春』 と 『ヴィーナスの誕生』 命名の儀式 サルトル 『嘔吐』 にたどりつくまで 4 近代の散文 『ブヴァールとペキュシェ』論 固有名詞と人称について 曖昧さの均衡 セリーヌ著 『北』 を読む 小説の構造 ヨーロッパと散文の物語 5 フィクション、理論を超えて エンマ・ボヴァリーとリチャード・ニクソン 『ボヴァリー夫人』 とフィクション 「『赤』の誘惑」をめぐって フィクションについてのソウルでの考察 バルトとフィクション 『彼自身によるロラン・バルト』 を 《リメイク》 する試み あとがき 初出一覧