出版社コメント情報
はしがき;初出一覧; 序章 国家と宗教の視座…1; 一 信教の自由の構造…2;二 信教の自由と社会通念…11;三 アメリカ憲法における宗教の自由と国教禁止条項との調整…20; 総 括…30; 第1章 ボン基本法における国家と宗教の概観…35; 一 ボン基本法体制の制度…36;二 ボン基本法体制の問題点…38;三 公法上の団体の認可…42;四 「教室十字架事件」…48; 総 括…55; 第2章 ドイツ連邦憲法裁判所の「十字架判決」をめぐって; ―宗教的少数者の自由の視点から…59; 一 「教室十字架事件」の概要…60;二 先例との関連性…66;三 判決の評価…71;四 今後の国家と教会関係…75; 総 括…78; 第3章 ドイツにおける「いわゆるセクト」への対応; ―連邦議会調査委員会報告書を中心として…81; 一 調査委員会の活動…83;二 セクトの用語法…85;三 社会的背景の分析…87;四 情報とカウンセリングの必要性…90;五 特に優先すべき問題の分析…91;六 法的問題…95;七 意見と勧告…100; 総 括…103; 第4章 ドイツにおける公法上の宗教団体; ―「エホバの証人」の事例を中心として…109; 一 公法上の宗教団体の憲法上の位置づけ…110;二 認可の実状…114;三 「エホバの証人」の事例…120; 総 括…131; 第5章 ドイツにおけるイスラム…137; 一 連邦憲法裁判所の「スカーフ事件」判決…137;二 ドイツにおけるイスラム教…146;三 国法学者大会の議論…153; 総 括…160; 第6章 ドイツにおける国家と宗教の変動…165; 一 個別的事例の総括…166;二 国家と宗教との関係の法的概念の再検討…173;三 国家と宗教の類型論の再検討…182; 総 括…188; 終章に代えて…193; 一 国家と宗教との関係の様々な類型…193;二 宗教と社会的土壌…196;三 宗教批判を超えて…200;書 評…205;あとがき;