出版社コメント情報
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で平安時代に注目が集まるなか、紫式部のライバルとして名高い清少納言にもスポットライトが当たっている。「私は紫式部より清少納言のほうが断然好き」と公言してはばからない著者が、愛読書「枕草子」をわかりやすく解説しながら、「いとをかし」的前向きな生き方を、現代を生きるシニア世代に提案する新しいタイプのエッセイ。縮こまらず、何事も面白がりながら、しかし一人の個として意見を持ち自立して生きていくことの大切さを説く、87歳渾身の書き下ろしエッセイ。