出版社コメント情報
【講座 憲法の規範力シリーズ】第一線の憲法の研究者が集い、憲法が経済・社会で果たしてきた現実的な存在意義を、ドイツ憲法学理論をベースに、広範かつ精緻な検討を行う。第1巻は、事実を抑え込む力ではなく、事実を手引いていく力こそが「憲法の規範力」である、という基本的視座を提示し、それに肯定的、また批判的な論稿も合わせ、広く検討する。憲法の規範力 コンラート・ヘッセ著 古野豊秋訳. ヘッセの「憲法の規範力」論とイェリネックの「事実的なものの規範力」論 栗城壽夫著. 法規範のGeltungとWirksamkeit 古野豊秋著. C.シュミットにおける「規範主義」論 石村修著. スメントの規範力論 三宅雄彦著. 憲法の規範力と国家活動に対する専門家の助言 赤坂正浩著. 憲法保障における公務員制度 渡辺洋著. 書評:コンラート・ヘッセ著『憲法の規範力』 エルンスト=ヴォルフガング・ベッケンフェルデ著 宮地基訳. 憲法の規範性と実効性 ライナー・ヴァール著 石塚壮太郎訳. 憲法の規範力 トーマス・ヴュルテンベルガー著 高橋雅人訳