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数学が21世紀の生物学を変える! 数学は、生命世界の神秘を解明する上でどのような役割を果たしてきたか。 イアン・スチュアートが最新の研究成果を通して明らかにする、21世紀数学のフロンティア。 数学を使った生物学の革命は始まっている!! 「20世紀における新たな数学のおもな推進力が物理科学だったとしたら、21世紀にはそれは生命科学となるだろう。」 かつて生物学者は、数学について、生物や生命を理解する上で重要な貢献をすることはないと誤解してきました。しかし、この10年で、数学者は、数学は生命世界の神秘を解明する上で、大きな鍵となることを証明してきました。これは、顕微鏡の発明や、DNAの構造の解明と並んで、生物学研究の革命の1つといえます。 本書は、生物学のさまざまな分野で、現代数学がどのように使われ、その発展に貢献しているかを、豊富な実例を通して解説しています。そして、生命科学へ探究こそ、21世紀数学の可能性を切り開く推進力となるることを示します。 イアン・スチュアートの明快でユーモラスな文章が、スリリングで驚異に満ちた生命科学の世界へ読者を誘います。 数学と生物学に関心をもつすべての読者に最良の一冊です。