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感染症は実在しない

感染症は実在しない

商品コード:X1009784797680522

  • 著者岩田健太郎/著
  • シリーズ名インターナショナル新書 052
  • 出版社名集英社インターナショナル
  • ページ数318P 18cm
  • ISBN978-4-7976-8052-2

販売価格1,078円(税込)

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インフルエンザは実在しない! 生活習慣病も、がんも実在しない! 新型コロナ・ウィルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。  【著者まえがき】 え? 「感染症は実在しない? お前は今、新型コロナウイルスと取っ組み合って、クルーズ船にまで乗り込んだじゃないか! クルーズの感染防御が間違ってたとか言ってたろ? あれはデタラメだったの?」そういうご意見もあるかもしれません。 いえ、むしろ2020年のコロナウイルス問題にこそ、本書のような考え方が必要なのです。 感染症は「実在」しない。あるのは微生物と我々の「みなし」だけです。 だから、検査が必要な人と不要な人が出てきますし、その検査がしばしば間違ったりします。 PCRをやっても不毛な事が多いのは、ウイルスがいてもPCRが陰性のことが多く、仮にウイルスがいてもそこには「病気」がなかったりするためなのです。 詳しくは本書をお読みいただければ、この複雑なからくりはご理解いただけることと思います。 個々の感染症や、感染症のアウトブレイクを理解するには、そのような「現象そのもの」のイメージが必要です。 イメージ喚起力がないと、「感染がある」「ない」といった見解を(検査が「陽性」「陰性」といった間違った根拠で)デジタルに捉えてしまいます。デジタルに感染症と対峙すると、できていないゾーニングも「ちゃんとやっている」と錯覚します。 ゾーンを作っても、そこに存在するウイルスがイメージできなければ予防はできないのです。これは、感染症の本質を知悉(ちしつ)していないとイメージできない。非専門家の方にどのように伝えたら、このゾーニングの失敗をイメージできるか。 かつて、ぼくはあるインタビューで、「下水道と上水道が混じっていて、その水を人が美味しそうに飲んでいる感じ」と述べました。ゾーニングの失敗とはこのようなものですが、ウイルスは目に見えないし無臭なのでぼくが感じた恐怖感が追体験されないのです。  ※本書は2009年『感染症は実在しない 構造構成的感染症学』(北大路書房)を底本にしました

出版社コメント情報

インフルエンザは実在しない! 生活習慣病も、がんも実在しない! 新型コロナ・ウィルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。  【著者まえがき】 え? 「感染症は実在しない? お前は今、新型コロナウイルスと取っ組み合って、クルーズ船にまで乗り込んだじゃないか! クルーズの感染防御が間違ってたとか言ってたろ? あれはデタラメだったの?」そういうご意見もあるかもしれません。 いえ、むしろ2020年のコロナウイルス問題にこそ、本書のような考え方が必要なのです。 感染症は「実在」しない。あるのは微生物と我々の「みなし」だけです。 だから、検査が必要な人と不要な人が出てきますし、その検査がしばしば間違ったりします。 PCRをやっても不毛な事が多いのは、ウイルスがいてもPCRが陰性のことが多く、仮にウイルスがいてもそこには「病気」がなかったりするためなのです。 詳しくは本書をお読みいただければ、この複雑なからくりはご理解いただけることと思います。 個々の感染症や、感染症のアウトブレイクを理解するには、そのような「現象そのもの」のイメージが必要です。 イメージ喚起力がないと、「感染がある」「ない」といった見解を(検査が「陽性」「陰性」といった間違った根拠で)デジタルに捉えてしまいます。デジタルに感染症と対峙すると、できていないゾーニングも「ちゃんとやっている」と錯覚します。 ゾーンを作っても、そこに存在するウイルスがイメージできなければ予防はできないのです。これは、感染症の本質を知悉(ちしつ)していないとイメージできない。非専門家の方にどのように伝えたら、このゾーニングの失敗をイメージできるか。 かつて、ぼくはあるインタビューで、「下水道と上水道が混じっていて、その水を人が美味しそうに飲んでいる感じ」と述べました。ゾーニングの失敗とはこのようなものですが、ウイルスは目に見えないし無臭なのでぼくが感じた恐怖感が追体験されないのです。