出版社コメント情報
茶の湯は有力大名にどのように浸透したか? 茶の湯外交、武家茶の湯の成立、地方への伝播など 利休、織部らに学んだ、大大名 毛利、前田、島津、伊達、佐竹、蜂須賀の茶の湯の文化への関わり。豊臣期は、千利休が秀吉の茶堂となり、社交ツールとして茶の湯文化が発達、数多くの武将茶人が生まれた時代だった。本書では、これまで研究が少なかった島津義弘、毛利輝元、蜂須賀家政、前田利家・利長、伊達政宗、佐竹義宣の諸大名について、利休・織部らと茶の湯交流の実際から、江戸初期の薩摩・長州・徳島・加賀・仙台・秋田藩での茶の湯振興に至るまでを論考する。