出版社コメント情報
資産家の跡取りの向坂透は、かつて年上美女の使用人・江原水希を愛したものの、周囲の思惑により二人の恋は無惨に引き裂かれてしまう。時を経て幼馴染の綾音と結婚し、冷徹な経営者となった透は思いがけなく水希と再会するも、彼女はすでに人妻となっていた。それでも水希を求めてやまない透は、ついに彼女を今の夫から寝取る計画を実行してしまう。水希もまた、背徳に身を灼きながらも透に略奪される快楽に媚肉を濡らすのだった。そんな中、透に愛されない綾音は、夫の部下の田村と密かな逢瀬を重ねてしまい…!? 愛を求めて彷徨う孤独な男女は、寝取る哀しみと寝取られる愉悦の果てに、絆を見出せるのか。鬼才が生み出す官能小説の新境地“泣ける略奪愛”が花開く!