出版社コメント情報
『BIRDER』連載「唐沢流・自然観察の愉しみ方」100回の連載の中から25篇を精選したもの。選ぶに当たっては、観察に興味をもてそうな内容、あるいは自然を見る視点として役立ちそうな内容を選ぶことにし、これから自然観察を初めたいという方、自然を観察するための新しい視点に興味を持っている方、あるいは、フォークロアや宗教・文明・文化・芸術と自然との関係に興味を持っている方など、多様な読者をあれこれ想定しながら25篇を選んだ。自然は際限なく幅広く、奥深いものがある。自然観察といっても、何をどのように観察するかは個人の好みもあり、特別な方法があるわけでもない。各自がそれぞれのやり方で、置かれた立場や環境で自然に接することになる。そして自然に向き合い、じっくりと観察することがその人の人生にとって生きがいとなり、愉しみになるようであればそれに越したことはない。筆者もまた自己流で自然に向き合い、観察を愉しんできた。本書のタイトルを「唐沢流」としたのはそのため。