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A study of the catalytic interface position in second language learning

A study of the catalytic interface position in second language learning

商品コード:X1009784811559216

  • 著者山岡俊比古/著
  • 出版社名多賀出版
  • ページ数265P 22cm
  • ISBN978-4-8115-5921-6

販売価格10,450円(税込)

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出版社コメント情報

内容概略 ある言語を学ぶということは、われわれが心に抱き、伝達したいと思う意味や意図を、その言語が持つ形式へと実現するための規則(およびその逆の、言語形式からそこに込められている意味を再現するための規則)を身につけることである。 このように意味と形式の関係づけを行うために心の中で機能する規則を心理言語的規則と呼ぶと、いわゆる言語的規則は、意味の言語的実現の結果として現れる形式のレベルにおいて分析され記述された文法規則となる。 本書は、いわゆる外国語という学習環境の中での第2言語学習において、目標言語の心理言語的規則を効果的に学習する道筋を理論的に追求し、そこで導かれた仮説的モデルを実験的に実証したものである。 第1部の理論的追求においては、第2言語習得研究の成果に基づき、心理言語的規則の学習を促進するための仮説的モデルとして、言語的規則の役割、文法への意識高揚の機能と役割、入力処理理論などをそれぞれ考察したうえで統合化して、弱いインターフェィスの一種である“Catalytic Interface Position”を構築し、提示した。第2部の実験的検証においては、第1部において理論化された仮説モデルの有効性を日本人大学生の英語学習者を被験者として検証した。学習の対象となった心理言語的規則は関係節構造に関わるものである。実験の結果、提示したモデルに基づいた学習方法によって導かれた実験群の方が、伝統的な学習方法を採った統制群よりも、有意に優れて目標の規則を身につけたことが判明した。 本書は第2言語習得を扱ったものであるが、その内容は、第2言語習得研究はもちろん、英語教育学、心理言語学にも深く関わっている。(英文図書)