立川生志　衝撃の爆笑作品「地獄八景亡者戯」に続く第二弾ＤＶＤ登場！！ 陽気な疾走感あふれる噺が展開する「反対俥」と、そして凛とした武士のたたずまい、親子・友・主従の情をじっくり語り上げた「柳田格之進」の充実の2席！。 【演目解説】 ■「反対俥」 明治の頃、現代で言えばタクシーの代わりに人力車が活躍していた。 急いでいる客は人力車をつかまえたが、これがとんでもない車屋、車はボロで走れば遅いと、客は我慢できずにこの車を降りる。次に見つけた車屋が速かった。掛け声も威勢がいいしこれは安心と乗り込んだが、今度は速すぎて逆に大変な目に会ってしまう。陽気なくすぐりだらけ噺で、生志の持つ明るさ・スピード感が誠によく似合う。 ■「柳田格之進」 柳田格之進はその潔癖さゆえにいわれのない責めを負い浪人の身、囲碁をきっかけに大店萬屋の主と厚い友情を結ぶこととなる。ところがある日、萬屋で五十両という金が紛失、この疑いを番頭が柳田にかけた。柳田は潔白ながら娘を吉原に沈め五十両を手当てし、姿を消した。やがて時が過ぎ、紛失したはずの五十両が見つかり、あわてた主と番頭はようやく柳田の行方を探しあて、その節の失礼を詫びるが、柳田が刀を抜いた。 　元は講釈ネタとのことだが、人情噺の名作としても手掛ける落語家は多い。サゲの形も様々でハッピーエンドでまとめる形が多い中、立川生志はあえて哀しくも感動的な結末を用意した。 【スペック】 ＭＰＥＧ-2／片面・一層／複製不能／ＮＴＳＣ 日本市場向(2)／ＤＯＬＢＹ ＤＩＧＩＴＡＬ／本編71分／画面サイズ16：9スクイーズ収録 (C) 2012立川生志／竹書房