出版社コメント情報
昭和30年代の志木の町。広い空のもとで躍動する少たちの姿があった。 映画『武蔵野S町物語』は、埼玉県志木市出身の作家・故永倉萬治氏が、病後の失語症を乗り越えながら、夫婦で力をあわせて綴った小説『武蔵野S町を物語』を映画化した作品です。 志木の町で過ごした少年時代の思い出を、鮮やかに描いている原作の映画化には、地元、志木ライオンズクラブ、志木ロータリークラブ、志木市商工会をはじめ、多数の市民の賛同と協力で撮影された『私達の町の映画』です 【ストーリー】 町で一番高い建物は3階建ての小学校。町のあちこちに繁る欅(ケヤキ)の大木以外は、何もさえぎるものがなかった。小学校4年生の健一と仲間達は毎日、日が暮れるまで元気に遊んでいる。 米屋の安ちゃんのバイクに憧れ、親友の日本脳炎、妹の自家中毒、運動会の徒競走で6人抜きした女の子への淡い恋心・・・。そんな大きな事件から些細な出来事まで、少年だった健一が日常で見て感じた全ての出来事が、いつまでも心の中に輝いている。 時代が過ぎ、大人になった健一は、妻・有子とともに現代の志木市を訪れ、心の中にしまったあった思い出を一つひとつ紐解いていくのだった・・・ 【スペック】 本編88分+特典5分(予定)/カラー/ステレオ/16:9/MPEG-2/NTSC/片面一層 (C) 2012『武蔵野S町物語』フィルムパートナーズ