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死をかけた「ババヌキ」 生き残るのは、運じゃない。赤沢千夏(北原里英)は県立の進学校に通う高校3年生。今日から3年生全員での“合宿”が行われる。合宿初日、担任からクラス全員で“ババヌキ”をすることが発表される。日本児童のIQの低下を憂えた政府が施行した「義務教育延長法」の中、「人間力」を高める為に導入されたゲームの実験のための合宿だった。負ければ死を意味する“ババヌキ”。突然降りかかった不条理な運命に翻弄される少年少女たち。彼等は、生まれて初めて生きることに向かい合い、何を選択していくのか・・・。