出版社コメント情報
「なんでも許してくれるんだね、兄さん。こんなことされて嫌じゃないの?」 四国の神谷村で暮らす三門泰正には、自慢の弟がいる。 ひとつ年下で、東京で会社勤めをしながら、人気ミステリー作家でもある衛だ。 山が大好きな泰正は暇さえあれば山へ遊びに行っていた。 けれど、衛は泰正が山へ行くのをよく思っていなかった。 それは過去の体験のせいでもあった。 中学生だったふたりは、ある花の匂いのせいで理性を失い、禁じられた行為をしたことがあり・・・ 衛はそのときから、兄である泰正に劣情を覚えるようになって!? もうひとつの花シリーズ、誕生!!