出版社コメント情報
褐色のルーが織りなす 人類の歴史もはや日本の国民食といっても過言ではない、カレー。インドで生まれたこの料理は、イギリスから世界各地に広がって、それぞれの土地で、さまざまな影響を受けながら、独自の姿に変容していきました。世界の人々は、カレーという「異文化」をどのようにとらえたのか? そして、われわれ日本人は、カレーをどのように受け入れたのか? 本書は、各地の食文化や宗教、社会制度を、「カレー」という食べ物を通じて読み解こうと試みました。からいものは大好きな人も、苦手な人も、世界史に興味がある人も、ない人も、そして、カレーが好きな人もそうでない人も・・・・・・褐色のスープが織りなす、美味なる世界に飛び込んでみませんか?