出版社コメント情報
日本のQCに老化の兆しが見えています。いつ、どこで、だれがやっても一定の品質が得られるようにするのがQCのねらいなのですが、すべての管理手順をマニュアル化したために、日本人は知能が高いのに、ものを考えなくなってしまったようです。QCは一種の科学技術です。科学技術は常に前進しつづけ、向上しつづけなければ敗北です。そのためには、なぜQCの中心にはいつも正規分布があるのか、3シグマや6シグマが現象的になにを意味しているかなど、QC数学の根っこにある考え方をしっかり理解していることが必須の条件です。そうすれば、QCの本音が確認できて、QCの将来の展望も開けるにちがいありません。