出版社コメント情報
本書は,『統計ソフトRによる データ活用入門』の続編となるもので,仮説検定のうち紙幅の都合により前書では取り上げられなかった手法や,分散分析,主成分分析などについて述べてあります. また,前書の単なる補足や延長,あるいは応用とならないよう,タイトルにある“多次元データ処理”をキーワードとして,2次元や3次元のデータ処理の基礎が理解できるように構成,記述した,類書の少ない本です. 本書を大学や高専などの授業の教科書として用いる際は,前書と併せて使用されることが望ましく,その場合は,前書で Rの入門と統計の基礎を終えた後に,多次元データ処理への応用として本書の内容の一部あるいは全部を,時間数に合わせて適宜利用いただけます. 本書だけを用いて講義を行う場合は,Rおよび統計の基礎については別途学習を終えた後か,または必要に応じて未学習部分の説明を補いながら実施することになります.