出版社コメント情報
手に入れたい、独占したい、失いたくない……所有という行為と「自分のものにしたい」という所有欲は、人間が生きていくうえで必ずかかわってくる。 そもそも所有という行為は、進化の中でどのように生じたのか?個人の所有欲は、社会のあり方にどんな影響を与えたのか?そして、私たちがいくら物を手に入れても幸福になれないのはなぜなのか? 心理学、生物学、社会学、行動経済学など多様な分野の知見をもとに、私たちの人生を支配する「所有」というものの正体を探る。 ◆本書に対する推薦の言葉◆ 自分の直感が果たして正しいのか、ページを繰るたびに試される。――デイヴィッド・イーグルマン(スタンフォード大学神経科学者、『あなたの知らない脳』著者) 面白く、知的で、人生の中心となるテーマを論じている。――ポール・ブルーム(イェール大学心理学教授、『反共感論』著者) 流麗な文体、見事な論理。ぜひとも所有すべき一冊。――ダニエル・ギルバート(ハーバード大学心理学教授、『明日の幸せを科学する』著者)