出版社コメント情報
宮台真司氏(社会学者)絶賛!「特捜検察や尖閣問題のデタラメは、なぜ生じるのか? 制度だけ輸入し、近代のエートスを知らないからだ。 民主主義への無理解が日本を滅ぼすことを完全論証! 」 偉大な政治家と政治屋との違い。 官僚の本質。 民主主義のコスト。 近代裁判の原則。 等など、稀代の大学者が田中角栄を俎上に、解りやすく論じる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――現実は、時間を掛けてやがて、「私に追いついてくる」であろう。 小室直樹先生は「ソビエト帝国の崩壊」をその十年前に正確に予告されたように、ご自身の学問の成果をこのように予言されていたそうです。―――――――――――――――――――――――――――――――【学びと主張がなければ国民主権は簒奪される】◎プロローグ―――誤解だらけのデモクラシー理解◎第一章―――――大いなる資質を具えた政治家とは◎第二章―――――官僚は、どう操縦するのか◎第三章―――――果たして金権政治は“悪”か◎第四章―――――政治家の「徳」とは何か◎第五章―――――デモクラシーとは何か◎第六章―――――暗黒裁判だったロッキード角栄裁判 ※本書は2010年弊社刊行「日本いまだ近代国家に非ず」の新装版です。