出版社コメント情報
ビジネスを戦いと捉え、軍の論理と関連づけて解説したユニークな経営書。これまでの企業戦略は、競合と競争に勝つことを目指す「競争戦略」として語られてきた。しかし、企業戦略をそうした狭義の戦略としてしか捉えてこなかったことが、企業組織の様々な問題を生むことになったのではないか。ビジネスを競争ではなく、軍の戦いと関連づけてみると、企業には、〈顧客〉〈競合他社〉〈内外環境〉という3つの敵が存在することが分かる。そして、市場は戦場、武器・弾薬は商品やサービスという共通性や関連性も見出すことができる。