出版社コメント情報
時代の要請とやらで大学も実学重視の風潮。そんななかでますます旗色悪い文学部だが、人文学の疲弊は国の潜在力の低下を招くのではないか。事を有用無用の次元で考えても、現代の喫緊の課題を考えるためには、まずは人間の幅、多様な価値観を身につけることこそが必要なのだ。混迷を深める現代社会にとって、まさに、いまこそ文学部の出番である。文学部の文明史的な意義をも考察したブックレット。文学部が消える? 塩村耕著. 人文学の活性化のために考えておくべきこと 多田一臣著. サンスクリット古典学からの提案 和田壽弘著. 「廃墟」としての人文学 木俣元一著. 文学部は国の力 山田登世子著. 紙つぶて