出版社コメント情報
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称され、世界第2位の経済大国だった時代は、もはや遠い過去。今や日本は一人あたりGDPで韓国に抜かれ、最低賃金は先進国で最下位を競う、貧しい国になってしまった。なぜ日本は「貧しい国」に成り果ててしまったのか――。本書では、日本の購買力は1970年代の水準になったと指摘する経済学者の野口悠紀雄が、日本が貧乏国になった原因を購買力やビッグマック指数、為替レートなどさまざまな角度から分析。このままだと日本人は中国に出稼ぎに行くようになり、G7から脱落するかもしれないという予測シナリオとともに警鐘を鳴らす。日本経済の何が問題で、いま何をすべきか――。日本経済の20年後を展望するための1冊。