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生きものの言葉がわかるようになった羊飼いの話。 貧しい羊飼いの男の子が、草原で出会ったうさぎに自分の食べ物をわけてあげました。それを100日続けたとき、うさぎは老人に変わりました。老人は天の神で、男の子に動物のことばがわかる力を授けてくれます。 男の子はその力で通りかかった王さまの家来の馬を助けて、宮殿に連れて行かれます。そこで王子の耳の病気を治すよう求められた男の子が困っていると、2羽のカラスが、王子の耳の病気の治し方を話しているのを耳にします。そのとおりにやって王子の耳の病気を治した男の子は、お礼に国の半分をもらって王さまになったのでした。 絵を描いた韓国の絵本作家・イヨンギョンさんは、チベットが大好きな方で、今回の作品を作るため取材してチベットの広大な情景を、色彩豊かに描かれました。チベット人の方に文と絵を見ていただいて、本作りを進めました。