出版社コメント情報
プロレスを語ることは今の時代を語ることである―。ベテランプロレス記者であり社会学講師の顔も併せ持つ斎藤文彦と、世相を独自の視点で斬る「時事芸人」であるプチ鹿島。COVID19の感染拡大により社会全体が混乱し新しいやり方を模索する中、この二人の最強タッグがプロレスを切り口にコロナ時代を読み解くヒントを語りつくす一冊。『KAMINOGE』の人気連載対談シリーズがついに待望の初書籍化!【目次】第1回 プロレスにおける無観客試合第2回 WWE史から学ぶ“社会集団”としての組織論第3回 NWA史から見る“権威”とはいかにして作られるのか?第4回 “権威”とは、歴史の対立構造や価値基準によって作られる第5回 情報の確認と検証がされないまま“真実らしきもの”が作られていくネット時代第6回 女性の地位向上や男女平等が叫ばれている現代社会とプロレスの関係性第7回 “ウォリアーズ世代”はイチから自己プロデュースができた時代の最後のスーパースターたち第8回 “ガチ”という言葉の意味第9回 プロレスから学んだマイノリティの意識第10回 アンダーテイカー完全引退で考える“怪奇派”のルーツ第11回 馳浩と山田邦子の和解から振り返る『ギブUPまで待てない!!』第12回 独自の発展を遂げた日本の活字プロレスメディア第13回 プロレスから学ぶ「疑わしい情報」の取り扱い方第14回 “企業プロレス”全盛のいまこそWCWの歴史を紐解く第15回 ヘイトクライムとプロレス社会第16回 プロレスラーと引退第17回 東京五輪とは何だったのか?