巨匠・手塚治虫のライフワーク、日本漫画史上不滅の最高傑作------「火の鳥」。愛・生命・宇宙の神秘を、時空をこえた壮大なスケールと鮮烈なイマジネーションで描きぬいた本作は、１９５４～１９８８年の足かけ３５年間にわたって描き続けられた、悠久なる大河のような超大作です。その、雑誌初出時以来、長らく読むことのできなかった貴重な《オリジナル版》の全エピソードが、ついに初刊行実現！これまでの単行本ではカットや改編されていたシーンを含む、初出版ならではの内容。今回が単行本初収録となる“幻”のエピソードや、未完の作品、短編も網羅。作品本来のスケール感を堪能できる、雑誌初出時と同じ迫力のフルサイズ（Ｂ５判）。華麗なフルカラー。全扉絵なども収録。そして、永久愛蔵版にふさわしい豪華造本と格調ある装丁で、毎月連続刊行。　■Ｂ５判（雑誌原寸大）　■フルカラー（４Ｃ・２Ｃ・１Ｃ）　■ハードカバー上製　■各巻とも美麗化粧箱入り　■デジタル・リマスタリング　●各話の全扉絵をフルカラーで初のコンプリート　●連載当時の記事・エッセイ・イラストなども適宜収録予定　　　■第１１回配本：「火の鳥　太陽編(下)」　ハリマの精神は、２１世紀に生きる“シャドー”のエージェント・板東スグルの精神でもあった。火の鳥を神と崇める宗教団体“光”が支配し、地上を追われた“シャドー”との抗争が続く世界……。７世紀と２１世紀、２つの時代を大胆に対比して描きつつ、さらに宗教上の戦いをも重ねあわせた三重構造の物語。雑誌バージョンのみに収録されている、あの“お茶の水博士”の登場シーンも、ファンなら絶対見逃せない。未完に終わった「大地編」のシノプシスも収録予定！（「野性時代」１９８６年１２月号～１９８８年２月号連載