出版社コメント情報
坂田靖子氏・竹宮惠子氏 推薦!佐藤史生12年ぶりの単行本、ついに刊行! 2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。 三回忌にあたる今年、復刊ドットコムでリクエスト投票の多い『死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)』に、未収録作品を追加した新たな作品集を、いよいよ刊行いたします。 巻末には、24年組の拠点で“女性版トキワ荘”ともいわれる「大泉サロン」の主催者で、長年親交の深かった増山法恵氏による解説を特別収録。 人気連作“七生子シリーズ”、代表作『ワン・ゼロ』の原型となった「夢喰い」そして、貴重な初期作品「一角獣にほほえみを」「マは魔法のマ」の二作品も収録した作品集です。 【収録作品】 雨男/死せる王女のための孔雀舞/さらばマドンナの微笑/我はその名も知らざりき/夢喰い/あとがき 「秘数的なお話」 ★単行本初収録 一角獣にほほえみを/マは魔法のマ