2010年6月に韓国でデビューし、シンクロ率99.9％のダンス・パフォーマンスやアイドルらしからぬ楽曲クオリティ、さらに個性豊かな7人のキャラクターでファンを魅了したダンスボーカルグループINFINITE（インフィニット）は、2011年9月に『Be mine』で韓国音楽番組で初の1位を獲得し、その勢いで11月には『BTD』で日本デビュー。今や韓国では出す曲ごとに1位となり、2013年6月にリリースした日本1stアルバム『恋に落ちるとき』では念願のオリコン1位を獲得し、名実ともに日韓でトップアイドルの座に君臨。8月9日のソウルを皮切りにワールドツアーもスタートし、世界に向けて新たな一歩を踏み出した。INFINITEでグループの顔ともいえるセンターを担うエルは、その整った容姿で俳優としても活躍し、8月にスタートしたSBS新水木ドラマ『主君の太陽』ではソ・ジソブの少年時代を演じ、同時間帯の視聴率1位を獲得している。その彼が、音楽、演技以外に自己を表現するもうひとつの手段として目を向けたのが、アートである「写真」。デビュー前から写真に関心を抱き、事務所との契約金で真っ先に購入したものが一眼レフカメラだったというエルは、日々の活動を日記のように写真に収めることが常となった。2012年9月28日からの98日間にわたる毎日の小さな痕跡を、彼自身の写真と瑞々しい文章でまとめたフォトエッセイ集『L's Bravo Viewtiful』を2013年5月に日韓で同時発売するや、韓国ではブックアート、大衆文化および総合芸術部門で1位を獲得、日本で行ったサイン会の当選倍率は30倍を超えるという大きな反響を呼ぶことに。彼自身、1冊目のフォトエッセイが好評だった理由を、「遠い存在の芸能人ではなく、平凡な21歳のキム・ミョンスの日常を普通の“友人”として共感してもらえたからではないか」と分析する。その素朴な日々や、彼が写し出すINFINITEメンバーの自然な姿に「癒された」という読者の声も多かった。「1冊目が癒しの本であったとしたら、2冊目では僕の身近で、僕と一緒にすべての出来事を共に感じてもらえたらと願っている」と本作について彼は語る。エルと一緒に手をつないで、ぶらぶらと散歩しながら、今まで目に入らなかった身の回りの出来事にあらためて目を向けるViewtifulな時間を感じてほしい。