出版社コメント情報
中範囲理論は、健康問題に取り組む人々の心理や行動、患者・家族が体験する世界を理解したり、看護の必要性をアセスメントし適切な援助を導き、人々の適切な健康行動を促進したりするのに役立ちます。本書は中範囲理論を看護実践につなぐために、次の4つの特徴をもっています。
① 研究者・教育者と実践者による共同執筆
② 看護実践での用途という視点で取り上げた理論を網羅( 看護のアセスメントと援助に関する理論、病気・障害・人生の体験を説明する理論、危機・ストレス・不確かさの認知や対処に関する理論、行動変容・行動強化に関する理論、その他の理論)
③ 各理論を統一した構成で記述( 理論との出合い、理論家紹介、理論誕生の歴史的背景、理論の説明、研究の動向、理論の看護実践での活用、臨床での活用の実際、理論を看護実践につなげるために)
④ アセスメントの枠組みを示し、それに沿った事例展開