出版社コメント情報
過剰なうたい文句のコミュニケーションの本や研修プログラムが世の中に溢れています。人間関係に関しても「嫌われない技術」ばかりが暴走し、「誰からも嫌われない技術」という歪んだ価値観にまで発展してしまっているように思います。 ところが、「誰からも嫌われない人」など現実に存在しないのです。嫌われてはならないという世界観にがんじがらめになり、人と接するのが億劫になって疲れ果ててしまっているとしたら、いったいなんのためにがんばっているのでしょうか。 人から嫌われたくないがために人間関係の築き方がぎこちなくなり、精神的にも疲弊してしまうのであれば、それこそなんのための技術なのかわかりません。 本書では、「ほんとうの意味での嫌われない技術」とは何かを考えていきたいと思います。