出版社コメント情報
近代文学史上不朽の名作とされる『暮笛集』『白羊宮』の作者、薄田泣菫に宛てた書簡1,700通が出身地である倉敷市の「薄田泣菫文庫」に所蔵されている。今回その中から30名の作家が寄せた書簡187通を厳選し、詩歌人毎の年月日順に配列して掲載。編集に当たっては倉敷市が組織した「薄田泣菫文庫調査研究プロジェクト」チームが、封書・葉書の種別、住所、消印など書簡に記された全ての情報を正確に翻刻。読みやすい注と解説を付して刊行。従来あまり知られていない詩人・歌人と泣菫の交流が、明らかになる。近代文学研究者必携の書。